水分補給の基本
梅雨が明け、暑さが本格的になりますが、夏場は脱水症状が起きやすいです。
そこで、気をつけたい点を書きましたので、基礎知識としてみなさん読みましょう!
脱水症状の原因と特徴
運動を行うと必ず体温が上昇しますが、汗をかくことによって体温を元に戻すように調整します。
汗をかくために水分が皮膚に送られますが、さらに激しい運動をすると血液が筋肉に流れるようになります。
汗も出て血液も必要になった状態で運動を続けると、血液の流れが悪くなり、ドロドロになります。
さらに筋肉を動かす機能が低下します。
体が水分不足になると、頭痛やめまい、吐き気など体調に変化が現れます。
- 筋肉が疲労して、けいれんしてを起こす
- のどの渇きから倦怠感(疲れたと感じること)を起こす
- 頭痛、めまい、吐き気、大量の発汗などが起こる
- さらにひどくなると意識を失う
脱水から熱中症へて症状が進行します。
熱中症を予防するには水分補給が必要
■水を飲むタイミングと量
- 運動を始める30分前、250~500mlを何回かに分けて飲む
- 運動中は20分~30分ごとに一口~200ml程度を飲む
- 運動が終わった後は減った体重分を補うように何回かに分けて飲む
■飲み物の温度
あまり冷やしすぎないこと。常温もしくは8~13℃程度に冷やしたもの
■飲み物の成分組成
- 塩分0.1~0.2%程度
- 糖度2.5~3%程度
糖度が5%を超えると水分の吸収率が悪くなります。市販のスポーツドリンクを飲む場合には糖分濃度を確認し、水で薄めて飲むとより身体への吸収が早くなります。
運動を続けると水分と塩分が不足するので、水分と塩分を補給すること。梅干しや塩などで塩分補給するのもよし、スポーツドリンクなら水分補給と塩分補給が同時にできます。
水分補給で気をつけたいこと
- のどが渇いたと感じる前に水分補給をする
- 飲み物の糖分濃度に注意し、必要に応じて水で薄めて飲む
- 飲みすぎは消化器官に負担をかけるので、適時適量を心がける